お知らせ
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作成日:2016/01/01
年頭に思うこと 消費増税について



あけましておめでとうございます。

 

年頭に当たり消費税について考えてみます。

2017年4月に消費税率の引上げが予定されていますが、私は次の理由から反対です。

@    消費増税が必要との財務省の説明が信用できない。

日本政府の借金が1,000兆円あると国民の不安を煽っていますが、日本政府にはプラスの財産が500兆円ありますので正味借金は500兆円です。さらに、連結決算という観点から考えると連結対象には日本銀行があり、連結で考えると正味借金は250兆円ということになります。

A    消費増税には、景気減退の懸念がある。

前回の消費税増税では景気回復の足を引っ張る結果となりました。日本国民には消費税増税に抵抗感があるように感じます。他の先進国との消費税率を比較するのではなく日本国民にあった税制を考えるべきではないでしょうか。さらには、景気の悪い時には減税により景気回復を図るということがセオリーと考えます。

B    軽減税率について

私は軽減税率には反対です。軽減税率を導入すると事業者の帳簿処理等負担が増加します。税制はシンプルが重要です。

C    益税問題について

益税は免税事業者制度、簡易課税制度により国に入らなかった消費税のことです。1,999年時点で1.75兆円という推計がでています。現在はもっと増えていると思います。税の公平性から考えると優遇税制は廃止すべきではないでしょうか。これを実施すれば10%への引上げは不要です。

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佐藤武彦税理士事務所
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